新春の笠間を歩く〜後篇〜

こんばんは。
あっという間に3月も中旬になってしまいましたね。
今回のタイトルに「新春」を付けて良いのか迷います。


前回は笠間稲荷神社でしたが、今回は稲荷神社から(頑張れば)徒歩で行ける「笠間工芸の丘」です。
笠間は焼き物の町でもあるんで、いわば焼き物のテーマパークといったところでしょうか。
中には県立の陶芸美術館もあり、焼き物以外の工芸も体験できるようですね。
(地元民は単に「工芸の丘」と呼んでいますが、正式には笠間芸術の森公園内にある笠間工芸の丘らしいです。)


「工芸の丘」の名前の通り、起伏の激しい園内の造りになっています。


登り窯もあります。

登り窯って聞くとなんかよくわからないけど、スゴい!って思ってしまいますよね。
実際なんでスゴいのかなんておそらく日本人の95%は知らないと思います。
僕も知りません。


蒔です。

園内では新春陶器市が催されていました。

気になった作家さんの作品をいくつかご紹介します。

まずは森収吾さんの作品。


お城的な作品です。


焼き物っぽくはないですが、焼き物なんです。


質感も良さそうです。

全て売りものではありますが、良いお値段します。いつかはこういう作品を買ってみたいです。
もちろん普段使い出来る器もありましたよ。


続いては佐野有子さんの作品です。


どうやら遺跡みたいです。

佐野さんはこういう遺跡っぽい風景がお好きなようで
実際に行ったことはないけれど、その風景をイメージしながら造っているそうです。

この作品をモチーフにした器もありました。


他ではあまり見られない立体的なデザイン。

3000円程度とコップとしては少々お高めなお値段でしたが、だいぶ悩んだ上、友人とひとつずつ買いました。


結構気に入っています。

実は笠間焼は「特徴がないのが特徴」とよくいわれます。
これが笠間焼だ!というものがないんですね。
その代わり作品の自由度は高いので、陶器市でも様々な作品を目にすることができます。

5月のGWには陶炎祭(ひまつり)という笠間焼最大のイベントが工芸の丘で開催されます。
興味のある方は是非足を運んでみてください!


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